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学校をつくろう!プロジェクト

〜授業内容を決めよう第4回 ミーティング

授業内容を決めるのは揉めに揉めた。

生徒の顔が見えない。
我が社の新入社員以外にはどんな方が入塾していただけるのか。
明確にイメージができない。これは辛い。
webを制作するデザイナー向けの塾なら話は早い。でも今回は違う。

大学生、企業のweb運営管理担当者、
もしくは社会人でITに興味がある人、そして留学生。
生徒の幅が広すぎるんじゃない?
もう少し絞り込んだらどうかしら。

いや、いや、何期か授業をやり、どんな生徒が集まるか、
どの程度の知識と興味があるのか、おおよそ掌握できてから、
絞り込んでいくのならわかるけれど今回が初めてのスタート。
実際に募集活動をするわけだし、どんな反応があるのかも試してみたい。

ターゲットを絞らないとしたら、どんな授業になるんだろう?

まず伝えたいのは、ドッグイヤーといわれる
この業界だからこそ、何年たっても変わらないもの。
ITの普遍的な価値についてしっかり学べる場にしたい。

う〜ん。ITの普遍的な価値についてどう語るかだね。

よくメールなんかで送られてくる、
「こんなに儲かるようになった!!」みたいな華やかな
成功例だけを語るのではなく、できるだけ多くの
失敗例を紹介し、それらの原因や背景をしっかり伝え、
失敗を乗り越える知識や力を育む場をつくりたい。

なるほど失敗の研究か。それは面白いね。

企業サイトの作り方は、どこでも学べる。
そうじゃなくて広報担当者がコーポレート
サイトを戦略的にどう活用していくかを
学べる授業が求められていると思う。

そのためには、難しい技術論じゃなくて、何のためのWEB
コミュニケーションなのかを考えるところからはじめる
必要があるんじゃないかな。WEBの学校というと、WEB
デザイナーやプログラマーに向けたものが多いからね。

大切なのは企業のコミュニケーションを
どうデザインするかということだと思う。

カタカナや略語を噛み砕いて、その本質を捉えた、平易な言葉で語り授業を聞いている人たちが、「なるほど」って思う。そんな感情が教室の中に一瞬飛び交うような授業にしたいよね。

すごく論理的な部分がある世界だから、今持っている知識に教室で得た知識が加わり、パズルが埋まっていくような授業ができたらいいよね。

えんえんと議論は続いた

いろんな意見があると思う。でもこの企画
は走りながら考えていくしかない側面があ
る。まずは授業内容を中心に生徒募集を打
ち出し探っていこう。簡単すぎても駄目だ
し、大上段に構えすぎるのもよくない。

授業の内容を告知するのは絶対必要。 WEBサイトを立ち上げるのはもちろん、 塾のカタログもつくったほうがいい。

まずは、スタートして様子を見てみることに…

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