刻一刻と変わる社会環境。立ち止まることのない市場動向。
そうした中で効果的なマーケティング、広告戦略を構築するためには、
いかに近くで人々を見つめ、心の動きを読み取るかが問われます。
また、より多くの人々を動かし、大きな効果をもたらすためには、
強く、的確な表現が重要な役割を果たします。
私たち千年社グループは、大手石油元売の販売推進ツール制作をはじめ、
現場に即したマーケティング手法を様々な業界に展開。
人やマーケットにダイレクトに接し、
広告を通した課題解決を行っています。
私たちは
１０００年社です。
名古屋市東区東桜、松山公園前。久しぶりに創業の地を訪ねた。
満開の桜が出迎えてくれた。
「久しぶり！元気！」
事務所を決めた時、この桜の木が公園の片隅にあった。
細くて、小さな桜の木だったが、大きく成長し、満開の桜の花は、少々艶っぽくみえる。
「もう、20年以上も前ね！」
「会社はどうですか。上手くいってますか。」
「大人になったね！」
「そうだね。君と同じように一年に一回ぐらいは、この仕事をしていてよかった。」
「心が晴れ晴れとして、満開気分になるけど」……。
失われた３０年。
千年社の２０年あまりの営みは、この３０年にぴったりとおさまる。
「0.3％」。この数字をご存じだろうか？ベンチャー企業が起業して、２０年以上続く
企業の生存率だという。1000社に３社。
ネットなどによると様々な見解があり、数字があるが、どちらにしても
「よく続いたものだ」！！が実感である。
振り返れば、いつ、自分がつぶれても、会社が倒産してもおかしくない、ミストラブルに見舞われ、
これに立ち向かった２０年でもあった。
逃げられない････。
「首の皮、一枚」といった状況で
「自分の力のなさを自分で認める」ことは本当に辛い。
そんな時、不意に電話やメールが入る。
「元気？」 「相談があるんだけど」 「来れる？」
お客様からの仕事の依頼や相談の連絡である。
「まだやれる！」と新幹線や飛行機に飛び乗った。
危機を突破できたきっかけは、お客様からの仕事の問い合わせであった。
ここ数年、会社を買いませんか、売りませんか、というダイレクトメールが毎月のように届く。
ひねくれているのか「仲人口に乗せられてたまるか」とついつい思ってしまう。
職業柄、届いたダイレクトメールのコピーやデザインを厳しくチェックしている自分がいる。
「20年。やっと一人前？成人式を迎えることができてよかったね。」
「大人の対応ができる会社に少しづつなってきたかな。」
「君は未熟な私を知っているものね。いやなことがあると君の横で、たばこばかり吸っていた。」
法人。会社は人。「もの」ではない…。
決算書などの資料の裏側には様々なドラマがあり、物語があった。
会社は人がおりなす物語の舞台…。
職業人として、語りつくせないほどのドラマに参加できたことを今では、深く深く、感謝している。
「元気でやってるの？」
千年社から、千年社クリエイティブを立ち上げ、ベトナムハノイに進出した。
東京にも事務所を持つことができた。仕事の内容も商圏も大きく変わった。
社員のみなさん、お客様、協力会社様すべての方々に感謝するばかりである。
子供たちの大きな歓声が聞こえる。無邪気に遊んでいる。
とても元気がいい。公園の近くにある幼稚園に通っている子供たちだ。
キラキラ輝く、子供たちのエネルギーに心を打たれる。
1000年マイナス24年。まだ、976年もある。
定期的にベトナムのハノイに通っている。毎日、店の前の掃き掃除をしている。
▲ここをクリックしてください
代表取締役 社長 福春 努