このキャンペーンあり?なし?
2013 年 1 月 29 日 火曜日様々な反響を呼んでいる
マクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」。
注文から会計、商品渡しまでを60秒で完了させる。
60秒を超えた場合は次回使用できる無料券をプレゼントする
というのがこのキャンペーンの概要ですが、
CMや広告を見た段階で顧客は
「こんなのムリ」「接客のクオリティが落ちる」
と言うような印象を受けます。
実際にキャンペーン中マックで注文すると
チーズバーガーからチーズが飛び抜けたり、野菜が散々な
状態で出されることも。
一見無茶な内容のキャンペーンですが、60秒以内でこなせれば
「マックってすごい!」という評価になりますし、
逆に失敗したとしてもキャンペーンの無茶ぶりに
一生懸命対応している店員や散々な状態のバーガーが
どこかおかしくてで笑いを誘います。
それをSNSなどで発信→興味を持った人が足を運び、
さらに話題を拡散させます。
無料券をもらった客は有効期限までに一度は足を運ぶと思いますが
その時にはキャンペーンが終わって通常の接客に戻っており、
キャンペーン中に足を運んだ人間は「ENJOY!60秒サービス」の
時よりも必ず接客が良くなったと感じるはず。
結果、接客力・クオリティの高さをユーザーに再認識させ
「やっぱりマックの接客って良いな!」という心証を与えるのが
このキャンペーンの上手い所だと思います。
批判から自社本来のロイヤリティを
再認識させるような一種の炎上マーケティング。
普通は顧客離れを心配してしまうところですが
自社の良いところをアピールする
とても思い切ったキャンペーンだなと感じました。