「バカと天才は紙一重」・・・的な発想
2013 年 2 月 14 日2013年3月公開の「映画ドラえもんのび太のひみつ道具の博物館」の放映に先がけて、ひみつ道具コンテストが開催。
本コンテストは50歳女性の考えた「おしっこバトン」が最優秀賞に選ばれました。
道具の使い方はおしっこしたいとき、このバトンを人に渡すと「その人が自分のかわりにおしっこしたくなる」というものだそうです。
さらに使用例の解説:運動会で間違っておしっこバトンを受け取ってしまうと誰よりも早く走れるけど、ゴールしないでトイレに直行してしまうかも
この記事を見た時の正直な感想。
「50歳が何考えてんの(笑)個人的には嫌いじゃないけど、バカすぎる!!」
そう思いますよね?
名前見た瞬間ドタバタコメディーを脳内プレイですよ。
くだらないなぁ!役に立ちそうにもない。それで終わりです。
何気なくそんな事を話してると同僚が一言。
「この道具、寝たきりの人には役に立ちそうだね」
・・・もうね、目から鱗ですよ。
寝たきりの高齢者や更年期障害の方はトイレに行くのも一苦労。
苦労してトイレに行ったり、尿瓶を使用したりと私たちが当たり前にできる事も当事者としては大きな問題なのです。そしてふと思い出す受賞者の年齢。
50歳・・・
もしかしたら、この受賞者に介護経験がありその時にその問題と向き合っていたのかもしれない・・・
もしかしたら、受賞者自身が悩んでいるのかもしれない・・・
いろんな事を考えてしまいましたが、この発想はバカにはできない。そう感じました。
「バカと天才は紙一重」とはよく言ったものです。
たとえ、この受賞者が介護などに使う気がなかったとしても、いつかだれかが介護として使用するでしょう。バカな発明と笑われた「おしっこバトン」も一気に認識が変わるのではないでしょうか。
コメディー的、実用的どちらの点をとってもこの発想は「天才的」
最優秀賞にふさわしい発想だとおもいました。
(文=E.W)