テレビ

この信念に「矛盾」はない。

2012 年 9 月 10 日 月曜日

「矛盾」…中国でうまれた「物事のつじつまが合わない」
という意味の言葉である。

つじつまが合わない物事同士の対決テレビ番組「ほこ×たて」。
その番組の企画で何度か対決に現れた「タングステン」という
金属加工会社の入社希望の人数がすごいらしい。

タングステンは「絶対に穴の開かない金属」という武器を手に、
「どんな金属にも穴を開けられるドリル」を持つ
工具メーカー企業と対決している。
過去に4社が挑戦を挑むが、タングステンは負け知らず。
その負け知らずのものを作り出す魅力が
入社希望数増加の要因だろう。

金属メーカーに工具メーカー…
きっと、世間に大々的に知られることなどなかったであろう
企業の入社希望者増加……

メディアの力すごいわー

なんて、思うのと同時に
「いちばんになる!」という信念の強さに
毎回ドキドキしてしまう。
その信念に「矛盾」なんてないのだろうな、と。

私も矛盾のない信念を持って小さい一番から獲得していきたい。
ちょっとやる気がもらえた気がする。
(文=K.M)

YOMIURI ONLINE「ほこ×たて」効果、日本タングステン志願者1・5倍」より

驚きの「あ」始まりの「あ」

2011 年 5 月 19 日 木曜日

デザインあ

デザインあ


 NHKが今年4月、デザインをテーマにした子ども向け番組「デザインあ」をスタートした。この「あ」は驚きの「あ!」であり、50音の最初の言葉ということから物事の始まりという意味も込められている。「デザイン的な視点と感性を培う手がかりにする」ことをテーマにしたこの番組はデザインがデザイナーだけに必要なスキルではなく、その考え方、思考の過程が一般的に有益であるという思想に基づいている。

番組は子どもが見てもデザインがわかるよう、できるかぎり、明快な内容になっている。文字やナレーションはほとんど使わず、映像と音楽で伝える。また、子ども番組でありながらキャラクターが登場しないなど、デザインの本質を丁寧に伝えることを重点に置いている。どのコーナーにも明確なメッセージや答えがあるわけではない。親子で見たときにデザインについて話すきっかけが生まれるような内容になっている。デザインを通して世の中の面白さを伝える。ものの見方が深まり、これまで気づかなかったものに気づくという感覚を養う。

この番組が子ども達に「あ!」と新鮮な驚きと発見を与え、物事を考えるひとつのはじまりになってほしいと思った。
(文=K.M)